パソコンを使って「イラストを絵を描きたい」…そう思って当サイトをご覧になっているかと思います。
そんなあなたに今回は「デジタルペインティングデバイス」について徹底解説したいと思います。
絵を描くためのデバイスにはどのようなものがあるのか、それぞれの特徴・メリットおよびデメリットについてまとめてみました。
絵を描くためのデバイスの種類
絵を描くためのデバイスとしては以下のようなデバイスがあります。
- ペンタブレット(板タブレット)
- 液晶タブレット
- iPad
- Windowsタブレット
ペンタブレット(板タブレット)
ペンタブレットとは、板状のタブレットとペンを組み合わせて使用するポインティングデバイスです。簡単に言えば、マウスの代わりにペンでWindowsのマウスカーソルを動かす装置といえばわかりやすいでしょうか。
イメージとしては板の入力エリアとディスプレイの面とが対応している感じです。
つまり、板の入力エリアの左上にペンを移動させれば、ペンの入力位置もディスプレイの左上に移動するのです。
描く場所と表示される場所が違うので、今まで紙に文字や絵を描いていた方は慣れが必要です。
ただ、多くの製品はパソコンとの接続もUSBケーブル1本だけと容易で、価格はほかの種類のデバイスと比べ非常に安いです。
液晶タブレット
液晶タブレットもペンタブレットと同様、板状のタブレットとペン状のタブレットを組み合わせて使用するポインティングデバイスです。
ペンタブレットとの違いは、絵を描くキャンパスがタブレット上に表示されており、画面に直接描けることです。
つまり、液晶タブレットはパソコンの外部ディスプレイのように画面を表示し、そこにペンで入力する機能が付いた、というイメージを持っていただければわかりやすいかと思います。
ペンタブレットと違い、表示されている画面の上に直接ペンで入力するので直感的に操作ができるのでなじみやすいです。
ただし、PCから画面を表示させるためにUSB-C端子やHDMI端子などに接続する必要があるため、該当の端子に空きがなければなりません。
また、ペンタブレットと比べると同じサイズでも5倍程度の価格が高いです。大きさによっては10万円を大きく超える製品もあります。絵や手書き以外の用途に流用することも難しいので本当に必要かどうかを購入前にしっかりと検討してください。
iPad
皆さまご存知、iPad。
iPadと言えば、大きい画面に指でタッチして操作する印象が強いですが、Apple Pencilと組み合わせるとお絵描きデバイスに早変わり!
iPadも液晶タブレットと同様に表示されている画面の上に直接ペンで入力できます。こちらはiPad単体で使用できるのでPCは不要です。そのため、いつでも好きな場所でお絵描きを楽しむことができます。
ペンタブレットや液晶タブレットと違い、お絵かきソフトをインストールすれば即使えるのでPCに疎い方にもおすすめです。
Apple Pencilの書き味は非常によく、世間一般の評価もとても高いです。
お絵描きをしないときにはウェブやYoutubeの閲覧などに使用できるのがペンタブレットや液晶タブレットとの大きな違いです。
難点は高額なことです。
Windowsタブレット
次にWindowsタブレットですが、基本的にはiPadと同じです。
iPadと違って機種は豊富ですが玉石混淆で、タッチペン対応を謳う製品でも、安い製品は書き味がイマイチだったり、筆圧レベルが低かったり、そもそも操作に処理が追い付かなかったりするものが結構あります。
Surface Proが最も有名で書き味もよいです。
Windowsタブレットだと絵を描くためのソフトの選択肢が豊富ですね。
まとめ
ペンタブ | 液タブ | iPad | Win | |
価格 | ◎ | △~× | △~× | △~× |
参考価格(※) | 15,000円 | 40,000円以上 | 115,000円 | 115,000円 |
書きやすさ | △ | 〇 | ◎ | ×~◎ |
別途PC必須 | 要 | 要 | 不要 | 不要 |
絵以外活用 | × | × | 〇 | ◎ |
※概算の参考価格
ペンタブ:ワコム Intuos Medium
液タブ:ワコム 13.3インチ 液晶ペンタブレット
iPad:iPad Pro 11インチ+Apple Pencil 第2世代
Winタブ:マイクロソフト Surface Pro 12.3型+Surface ペン
選ぶポイント
筆圧レベルが高いものを選ぶ
書き味に直結するのが筆圧レベルです。
筆圧レベルとは、描画エリアにペンをどれくらいの圧力をかけたかを判定するレベルです。弱く圧力をかければ線は細く描画され、強く圧力をかければ太い線になります。
筆圧レベルが低いと線を描いた時にかなりの違和感を感じます。
書き味に直結するので、必ず筆圧レベルが高いものを選んでください。
今時だと8192レベル以上あれば問題ないかと思います。
傾き検知についてはソフトウェア側の対応も必要で、効果についてもそれほどではないので要らないという意見が多いようです。
なるべく描画エリアが広いものを選ぶ
何か作業をするとき机の広さは広い方が容易だと思います。
絵を描くときも同様で描画エリアが広い方が必然的に書きやすいですのでなるべく広いものを選びましょう。
有名な製品を買う
絵を描くためのデバイスはワコムなどが有名ですが、結構なお値段をします。そのため、安価で購入できる海外製品も選択肢に入ってくることもあるかと思いますがトラブルもつきものです。
安価な物でもなるべく有名な会社のものを選べばメーカーからサポートを受けられたり、解決方法をインターネットから探すことができるでしょう。
XP-PenやHUIONあたりが有名かと思います。